創業時は、北海道内のホテル、ドライブイン、土産物店などへの卸業を専門とししており、道内の各港からのアクセスの良さを利用し、常に品質の良い蟹を低価格で販売する事を可能とした事で、皆様からのご支持を頂きました。

また、その茹で上げには独自のこだわりを持ち、深い甘みを持つ摩周湖の天然地下水を使用し、気候に応じて2種類の塩をブレンドさせる事で、厳選された蟹の旨みをさらに引き出しています。もちろん、今でも本社の水槽には沢山の活きた蟹が元気に泳ぎ、ベテランの職人達が手作業で茹で上げています。

寒流と暖流のぶつかり合うオホーツク海は、「豊富なエサ」と「流氷」が訪れる、世界有数の漁場です。そのオホーツクで水揚げされたカニ は、一匹、一匹丁寧にさばかれた後、大釜にクレーンでつりこまれ、20分程茹でられます。
カニを茹でる際に使う塩は、その時の気温やカニの状態に合わせ、2種類をブレンドして使います。
この加減は、長年カニを扱ってきた職人ならではの勘で決まるのです。

そして、茹で上がると即座に隣の大きな水槽に沈められ、身を引き締めると同時に余分な塩を抜きます。そこに張られている水は、摩周湖から染み出す天然の地下水。休む事なく流れる水は、深い甘みを持つ、指が痺れるような冷たい水。こんなすばらしい水でカニの加工ができるのは、この場所の他にはありません。北国スタッフ一番の自慢です。